不動産売買実例:②借地権付古屋の解体依頼からの販売

古屋の解体依頼イメージ

画像はイメージです

 
今回は不動産屋さん的にとても難しかった実例です。

はじめは借地権の上に古屋があるということで、セダー建設に古屋の解体の依頼が来ました。
依頼主は古屋のご主人です。

その方は、古屋を解体して更地で借地権を販売しようとしていました。
しかし、先に家を壊してしまうと法律上、借地権が消滅する危険があるので、解体はしないほうがよいです、とアドバイスしました。

借地権付き建物を売却する場合、使える家の場合はそのまま販売できますが、使えないくらい古い家の場合は建売業者に売る方法が一般的です。
理由は後者はローンが組めないためです。

地主さんと建売業者に販売したいと協議したのですが、地主さんからはOKをいただくことはできませんでした。
そこでそのまま売ることになりました。

しかし立ちはだかったのが、住宅ローンがほぼ組めないこと。
買う人が住宅ローンを組むのが非常に困難だからです。

買いたい人はいらっしゃったので、ほうぼう探した結果、ある金融機関で古屋の段階でローンを組むことができました。
もちろんローンは新しい家に対してです。

そして、無事手付契約に至りました。

 
このように一見ローンが組めない案件でも、ローンを組んで購入いただくことができました。

とても難しい案件でしたが、無事に売買することができ、良かったです。

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